海外ドラマ「empire 成功の代償 S2 E2 / ゼロからのスタート」
タイトル通り、エンパイアをクビになった4人(クッキー、アンドレ、ハキーム、アニカ)がゼロからスタートを切るという話。
まず張り切るクッキーが選んだスタートの場所、エンパイアに対抗するレーベルのオフィスがあのゲットー・アス(笑)。
ゲットー・アスといえば、ルシウスに認めらていない頃のジャマルにクッキーが都合したスタジオだ。
スタジオと言っても、まさに場末のたまり場というか、売人の巣というか・・
アンドレは存在も知らなかったようだし(笑)。
でもこのガッツがクッキーの真骨頂だよね。
このゲットー・アスでジャマルは名曲を生み出し、その後にエンパイアを手に入れるまでになった。
ハキームもここからのし上がって欲しいね。
やっぱりラッパーだから、ストリートから大金を掴むのが王道だよ。
ただし、アンドレがどうもなぁ。
音楽の才能が無いことを嘆き、双極性障害を患い、ルシウスの信用も失くしたアンドレ。
彼がエンパイアに戻りたいと考えるのは仕方がない。
今までアンドレがエンパイアの経営を下支えして頑張ってきたわけだから、本来なら彼がCEOになるべきとも言えるよなぁ。
もちろんそれを決めるのはルシウスだし、流儀を重んじるルシウスだからアーティスト以外からエンパイアの後継者は選ばないだろうけど・・
そういえば一つ気になったのは、アンドレがルシウスの面会に行ったのは、奥さんがジャマルに頼み込んだ後なのかな?
そこについて何も言っていなかったと思うけど、どうなんだろう?
普通に考えたらアンドレを必要とするのはクッキーとハキームよりジャマルだよなぁ。
今回は結果的にルシウスの保釈が決まったからアンドレの必要性がだいぶ薄れてしまったけど。
そのクッキーとハキームだけど、クッキーはシーズン1同様にコミカルなシーンとシリアスなシーンがあり、存在感も相変わらず。
でもハキームがどうもね。
ジャマルは一気に主役に浮上、苦悩するアンドレも先行きは不安だけど十分な存在感がある。
登場シーンの少ないアニカもキャラの重さみたいなのが感じられる。
でもハキームは薄い。
歌のシーンもシーズン1と比べると激減だし、生意気さも少し失われている。
まあ、このまま終わることは無いだろうけど、一番心配なのはハキームだ。
そしてルシウス。
今回も圧倒的な主役として君臨、周囲に対しても影響力有り過ぎだ。
その前にグアム大学出身の弁護士、ローリングス。
この紫の安物スーツを着る男は面白かった。
超無名大学出身で汚れ仕事を得意とするこの男だけど、自分の力を示してのし上がろうとする姿にルシウスは何かを見る。
こういう男をすかさず見抜き、利用するのがルシウスの特技だけど、このローリングスの野心丸出しの存在感は目立っていたね。そうそう、ローリングスを見ていると、ソウル・グッドマンを思い出すな。
彼は50過ぎなのかな? それでも野心も行動力も失っていなくて、チャンスに突っ込んでいき自分をアピール、そしてやるべきことをやる。
日本もそうだけど、口だけでやるべきことの一つも出来ない男が多い中で、こういう男はチャンスさえ与えられれば、しっかりモノにするよね。
で、ルシウスに戻ろう。
今回は獄中でNewシングルをレコーディング(笑)。
ムショの一室で演ったスニッチビッチは迫力満点!
ちょっとDrip Dropに似てたけど、それはティンバランドの問題かな。
でもいい曲だったし、やっぱりルシウスのパフォーマンスは最高。
Snitch Bitch / Empire Cast feat. Terrence Howard and Petey Pablo
このシーンも良かったけど、検事の手先の看守にもしっかりと代償を払わせた。
まあ、この人はいつまでたってもストリート的な生き方から抜ける気は無いんだろう。
というか、弱みを見せたら全部持って行かれてしまうということなんだろうな。
次回からだけど、ルシウスが保釈されエンパイアに戻る。
ジャマルをしばらく安泰だろう。
クッキーとハキームはダイナスティをスタート。
資金面に不安のあるダイナスティなので、たぶんアニカは合流するだろう。
そしてアンドレも他に行くところがないだろうし、最後まで自分を認めなかったルシウスと戦う事になるだろう。*奥さんとジャマルの話の前後次第だけど・・
あと、タラジ・P・ヘンソンとジェシー・スモレットの来日インタビューが番組後にあったけど、あの予告シーンに出ていたアリシア・キーズはメチャメチャ美人だったなぁ。
Jとの一曲以来、大ヒットした曲が無いようだけど、相変わらず歌はうまいし、あの美貌だしね。
またドカーンとヒットするような曲が出るといいね。
↓エンパイア・シーズン2のサントラVol.1